最上級羽根と上級羽根の違いは、僅かな「色」の差
最上級羽根(特級羽根)は最も良い羽根と言われておりますが、実はそのすぐ下にある上級羽根と比較すると耐久性や飛行性は同一です。
違いは、僅かに最上級羽根の方が「白い」ということのみです。
見た目が真っ白で綺麗な最上級羽根を使用しているメーカーは多いですが、品質自体は上級羽根も同等なので、コストを抑えるために上級羽根を採用しております。
羽根には様々なタイプがあります。
”All-round”タイプの羽根が一番飛行性において優れています。
また、Goose feather(ガチョウ羽根)が最も耐久性があるとされています。
”上級羽根”とは、ガチョウ羽根+All-roundタイプの中で最も質の高い羽根のことを言います。その中で色が白い羽根を最上級と位置付けています。
では具体的な違いを見て行きましょう。
ポイント1 反り
同じガチョウのAll-roundタイプを使用していますが、上級羽根は真っ直ぐなのに対し、4級羽根は若干右に反れています。
一般的には質の高い羽根ほど反りは少なくなる傾向にありますが、某大手ブランドの上級モデルにも反りは若干あったりしますので、一概に”反っているから悪い”とは言い切れません。
極力反りが少ないシャトルを選ぶと失敗しません。
ポイント2 茎の太さ
上級羽根は先端にかけて細くなっていますが、4級羽根は上級羽根と比べると太いです。
”太い方が耐久性がある”という勘違いをされる方がおりますが、実は”細い方が耐久性に優れています。”
台風の際、太い木はよく折れますが、細い木は折れにくい傾向にあり、それとどことなく似ています。
細い方が、柔軟性に富んでおり衝撃を和らげる効果があります。
逆に太いと反発力が大きく働き、ポキッと折れてしまう原因となります。
バドミントン歴26年の私が、何度も最上級羽根と上級羽根を打ち比べ、耐久性と飛行性を確認していますが、全く違いがなく、どちらが最上級なのか見分けがつかないくらい同品質です。
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